雨の季節になりましたね。
「てるてるぼうず」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm
封筒に色鉛筆で描きました。色鉛筆の塗りが、ぼんやりしちゃったのが残念です。アジサイの遠近感も描けませんでした。もう少し大きい紙の方が、人の顔も描きやすかったかもしれない、などと思います。人は難しいですね。
そういえば、てるてるぼうずを作ったことがありません。いっぱい作って、窓際に並べてみたい!いろいろな表情を描くのが楽しそうです。
雨の季節になりましたね。
「てるてるぼうず」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm
封筒に色鉛筆で描きました。色鉛筆の塗りが、ぼんやりしちゃったのが残念です。アジサイの遠近感も描けませんでした。もう少し大きい紙の方が、人の顔も描きやすかったかもしれない、などと思います。人は難しいですね。
そういえば、てるてるぼうずを作ったことがありません。いっぱい作って、窓際に並べてみたい!いろいろな表情を描くのが楽しそうです。
こんがらがります。
「平面化のエチュード」ホワイトワトソン、アクリル絵具/鉛筆、652 × 530mm
ひとつの静物を、二つの視点からみた二枚の絵を、一枚の画面に構成する「ダブルイメージ」の作品です。いやー、大変でした〜!まだ完成していませんけど ^^;; 用賀アトリエに行かなければ、こんな絵は一生描かなかったと思います。運命って不思議です。でも、セザンヌさんからキュビズムにいたる実験の最初のステップである、ダブルイメージに挑戦したのは意味のあることでした。二画面分のすべての輪郭線や稜線が交わるところについて、キワを極めて明暗を合わせました。面と線、空間表現と平面について、理解がすすんだように思います。一方、色面化は限定的にしかできず、形の単純化もできず、線もたくさん残ってしまい、平面化にはほど遠い点が残念です。絵が説明的になっちゃった気がします。中学の時に「セザンヌはすごい」が口癖の美術の先生がいらっしゃいましたが、ようやく実感できました。あんな風にさりげなく絵の中に多視点をいれちゃえるのって、やっぱりすごいです。
以下、簡単に手順を説明します。
続きを読む絵具を流して模様を作ります。
「フラクタルのエチュード」アクリル用キャンバス、アクリル絵具/メディウム、333 × 242mm
アクリル絵具をキャンバスの上に流して、偶発的にできる形状を活かし、筆で加筆して静物を描きました。模様はきれいに出ましたが、石膏の形や明暗がうまく決まらなくて奮闘しました。
絵具をキャンバスに流すドリッピング、ポーリングなどの手法は、20世紀の抽象画家ポロックさんがはじめたそうです。その絵には、自然界によく見られるフラクタル(自己相似)性があると言われています。フラクタル性とは、波や海岸線や木の枝のように、遠くで見たときの大きな形と、近寄って見た細部の形が似ていることをいうようです。用賀アトリエの柴田先生は、90年代に、ドリッピングで得られた偶発的な形と、具象的な形を融合させた絵を描いていたそうです。私の絵の中に、フラクタル性がどの程度出ているかはわかりませんが、見ていて心地よい模様になっていればいいなと思います。
以下、手順を説明します。
続きを読む誰が演奏するのかな?
「午後4時の音楽会」 ホワイトワトソン、アクリル絵具/パステル/鉛筆、606×727mm
音楽会のポスターの原画にするつもりで作りました。小鳥やリスもいるのですが、わかりますか?この絵は、F20号の木製パネルにホワイトワトソン紙を水張りして、下絵を鉛筆で写し、アクリル絵具で着彩したあと、明るい部分(動物の毛皮や木の幹の明るいところなど)にパステルを重ねました。アクリルとパステルの併用を活かすため、画面を全部パステルで覆ってしまわないように気をつけました。仕上げはアクリル絵具で暗い部分を引き締めました。遠景、中景、近景の差がついているといいのですが、、、。
なぜ椅子を描かないのか、と聞かれたのですが、自分でもよくわかりません。椅子があると、弾かなくちゃいけない!と思って緊張するせいかな?いろいろな体型の動物が、自分にあった椅子を持ってきて、私の代わりに演奏してくれるとうれしいですね。
この絵も含めて、世田谷美術館 区民ギャラリーAで日曜日の16:30まで展示しております。ご来場くださったみなさま、ありがとうございます。みなさま、くれぐれも体調に気をつけてくださいませ。
昨日から3月29日(日)まで、世田谷美術館 区民ギャラリーAに展示させていただきます。
2020年3月24日(火)-29日(日)10-18時(初日14時より、最終日16時半まで)
世田谷美術館 区民ギャラリーA 〒157-0075 世田谷区砧公園1-2
アクセス https://www.setagayaartmuseum.or.jp/guide/access/
去年にひきつづき、絵画教室用賀アトリエの受講生の展覧会に参加しました。
私は5点展示しております。以下の写真の右端の、ピアノと動物の絵「午後4時の音楽会」と、
以下の平面化構成の右端の、カラスと石膏の「平面化のエチュード」と、
以下のフラクタル絵画のうち、矢印でさした「フラクタルのエチュード」と、
以下の写真右端の、裸婦と白い鳥のパステル画と、
以下の写真右のパステル画「夏の果実」(当ブログで紹介済)です。
2年間、用賀アトリエに週二日ほど通って、絵画の基礎を学びました。特にこの1年は、画面構成や明暗の調整によって画面の中に空間を作り上げる方法と、パステルの使い方を学びました。課題をやる前は難しくて無理!と思うのですが、学ぶべき点が明確になっており、じっくり考えながら挑戦するうち、少しずつ目が鍛えられてきたように思います。良い絵本の制作に役立てたい、と思ってます。どんな疑問にも優しく答えて下さる先生方と、真面目で熱心な同級生のみなさんに感謝しております。
時節柄、お誘いはいたしませんが、展示作品の写真を掲載しますので、雰囲気を感じていただければと思います。
続きを読む絵本の読み聞かせの会で配った絵その4です。
「ふしぎなキャンディー屋さん」ホワイトワトソン、シールステンシル/消しゴムハンコ/スタンプ用インク 148×100mm
「ふしぎなキャンディー屋さん」(宮西達也さん作)を題材にさせていただきました。
シール用紙を、丸型のパンチで抜いて、ホワイトワトソン紙に貼ります。薄いピンクのスタンプインクをつけたローラーで、紙全体にうっすら色をつけます。丸型の消しゴムハンコを作って、いろいろな色のスタンプインクをつけて何カ所か押印します。オオカミの消しゴムハンコで、何カ所か押印します。シール用紙を豚型にくり抜いて、上から貼ります。豚型のシール用紙からはみ出している丸部分の上に、丸型のシールを貼って隠します。豚の目と鼻の穴の部分に、スタンプ台を直接押し付けて着彩します。小さなスタンプ台の角を使うとやりやすいです。
続きを読む絵本の読み聞かせの会で配った絵その3です。
「チョコラボンボンの実の木」ホワイトワトソン、シールステンシル/消しゴムハンコ/スタンプ用インク 148×100mm
「ガブルくんとコウモリオニ」(高谷まちこさん作)より、チョコラボンボンの実の木を題材にさせていただきました。
オオカミと木の実の消しゴムハンコを作って、ホワイトワトソン紙に押印します。コピー用紙で、木の幹部分を切り抜いた型を作り、裏にスプレー糊をつけて貼ります。木の幹部分に、スタンプ用インクをつけて着彩します。コピー用紙で隠れている絵柄が、うっすら見えていますね。
木の幹部分、全部に着彩します。
シールをはがすと隠れていた木の実とオオカミの図案があらわれます。
木の実の消しゴムハンコを少し押し足して、完成です。
小さいハンコで、ちまちま押すのも楽しいですね!
絵本の読み聞かせの会で配った絵その2です。
「雪の結晶2」ホワイトワトソン、シールステンシル/消しゴムハンコ/スタンプ用インク 148×100mm
大きい雪の結晶が印象的だったせいか、お子さん達に一番人気がありました。
コピー用紙を12分割に折って、雪の結晶型に切って、裏にはがせるスプレー糊をつけて、雪の結晶のシールを作り、ホワイトワトソン紙に貼ります。ペンギンや雪の結晶の消しゴムハンコを作って、押印します。コピー用紙に、消しゴムハンコでペンギンを押して、裏にスプレー糊をつけてシールを作ります。ホワイトワトソン紙に押したペンギンを隠すように、ペンギンシールを貼って覆います。ローラーで全体を着彩します。雪の結晶とペンギンのシールをはがして完成です。
はがすときの楽しみもひとしおです。
さらに、白いインクをつけて、雪の結晶の消しゴムハンコを押印します。
絵本の読み聞かせの会で配りました。
「雪の結晶1」ホワイトワトソン、シールステンシル/消しゴムハンコ/スタンプ用インク 148×100mm
先日、読み聞かせの会のお手伝いをしたときに、立ち寄ってくれたお子さんに1枚ずつさしあげました。消しゴムハンコなどの、事前準備は自宅でやっておき、最後のステンシル作業のみ、読み聞かせの後に、お子さん達にそれぞれ手伝って完成してもらいました。シールステンシルは、はじめてやりましたが、簡単で驚きがあって楽しいものでした。
以下、簡単に作り方を紹介します。
シール用紙を、雪型のパンチで抜いて、ホワイトワトソン紙に貼ります。シール用紙は、市販のステンシル用のシール用紙、または、コピー用紙を切り抜いて裏にはがせるスプレー糊をつけて使いました。ペンギンと雪の結晶の消しゴムハンコを作り、スタンプ用インクをつけて、ホワイトワトソン紙に押印します。別のコピー用紙に、ペンギンの消しゴムハンコで捺印し、ペンギンの形に切り取って、ホワイトワトソンのペンギンの上に貼ります。
ローラーにスタンプインクをつけて、シールを貼ったホワイトワトソン紙の上で転がして、全体に着彩します。
さらに、白いインクをつけて、雪の結晶の消しゴムハンコを押印します。(お子さんにやってもらったときは、時間がかかるので、この工程は省きました)
雪のシールをはがすと、下の白い部分が見えてきます。
ペンギンのシールをはがすと、最初に押しておいたペンギンがあらわれます。完成です。
インクがすぐにかわくので、手が汚れないのがうれしいです。
以下は、来てくださったお子さん(5歳ぐらい)が2,4の作業をやってくださったものです。ボール紙からホワイトワトソン紙をはがして、透明の袋に入れて渡しました。こっちの方がきれい!
使い終わった消しゴムハンコとローラーは、スタンプインク用のクリーナーで洗います。
今回は、お子さんにその場で作業してもらうため、速乾性で発色がよい市販のスタンプを使いましたが、水彩絵具やアクリル絵具などをインクとして使うこともできます。以下、手持ちの市販スタンプの色見本です。全部ツキネコさんの商品でした。
今回、絵本にちなんで、雪の結晶とペンギンとおおかみと豚をモチーフに4案作りました。残りの3案は、順次掲載します。
みなさまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
「2020 REIWA2 Mices」 マーメイド、パステル/photoshop 257×182mm
年初の挨拶が遅くなってしまいました。みなさま、すでに、良いお年をお迎えになっていらっしゃることと存じます。
今年の年賀状は、茶色(ひはだ)のマーメイド紙にパステルで描いて、「HAPPY NEW YEAR!」の文字をphotoshopで追加しました。ねずみさんたちが「REIWA2」というアルファベットになって、ピアノを演奏しようとがんばっています。鍵盤の表面の肌触りがよさそうなところが気に入っています。私も小さくなって弾いてみたい。アルファベットの文字がわかりにくくてすみませぬ。パステルやパステル色鉛筆だと、細かいところを表現するのが難しいですね。肝心の「2020」の文字をもっと大きくすればよかったかな。などなど、いろいろ反省はありますが、今年も年賀状を作ることができて本当によかったです。一年間がんばって、良い年にしたいなと思います。