ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の活動を紹介します。

水彩画「花の精のおしごと」

ステージに飾られた花の精は、出演者を応援するのがおしごとです。

「花の精のおしごと」 アルシュ、コピックマルチライナー/水彩絵具/水溶性ワックスパステル/水彩色鉛筆、610 × 460mm

はじめに裸婦のモデルさんをデッサンして、そのデッサンをもとにいくつか考えた案の1つから、下書きを作りました。花屋さんでバラを買ってデッサンするのも楽しかったです。水彩紙に下書きを写して、全体に水彩絵具を散らしたりぼかして模様をつけた後に、水彩絵具で全体に色を着色して、さらに、水溶性ワックスパステルや水彩色鉛筆で、画面手前の花や妖精の明暗や細部の表現を追加しました。

この絵は、今年1月のピアノの発表会のプログラムの表紙で使いました。ピアノを習っている生徒たちが、室内楽版の小編成のピアノ協奏曲に挑戦する会だったので、管弦楽のゲストの先生10人を花の精に喩えてみました。出演者が手に取った時に、きゃーってなるような絵を描くのが目標です。緊張したり自信を持てない時に、こっそり後押ししてくれるような存在になれるといいですね。

この絵も含めて、さまざまな画材の絵が、世田谷美術館 区民ギャラリーAの用賀アトリエ展で4/14(日)の16:30まで展示されております。ご来場くださったみなさま、ありがとうございます。まだの方は、お花見ついでにのぞいていただければ幸いです。

福井在廊日:4/12(金)12:40-15:20、13(土)12:30-13:30、14(日)16:00-16:30