ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の活動を紹介します。

水彩画「Dog / Djembe player」

ジャンベ(ジェンベ)奏者は英語でなんて言うんでしょ。Djembefola(Djembeの神様)を名乗るのは、ややおこがましい気がします。

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「Dog / Djembe player」 ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブック用に描いた、犬のジャンベ奏者です。Dに見えますか?一応、ゴールデンレトリバーを描いたつもりなのですが、耳が長すぎました。あと、ジャンベが小さすぎましたね。

ゴールデンレトリバーは、明るくて元気がよいイメージなので、ジャンベ奏者にふさわしい気がします。今日、楽器屋さんで小さめのジャンベをみつけて、ほ、ほしいと思いました。毎回、同じこと書いてますね。もともと、お祭りのお囃子も大好きなんですが、バチを使わず素手でたたくジャンベには、時間を忘れて叩き続けられそうな魅力を感じました。アルファベットブック26文字描き上げる頃には、部屋が楽器でいっぱい、なんてことにならないように気をつけなくては。

ところで、子どもの頃、柴犬のミックスがうちにいました。真っ白でほわほわしていて美犬でした。名前はなんとラッシー!懐かしい響きです。

水彩画「Alligator / Accordionist」

ワニに見えません、、、。

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「Alligator / Accordionist」 ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブック用に描いた、ワニのアコーディオン奏者です。Aの形にしたかったのですが、何がなにやらわかりません。手を入れます〜〜。(追記:ちょっと修正しました)

ワニは動きが速くて、遭遇したくない動物です。アリゲーターの方が、クロコダイルよりは温厚そうなイメージですけど。Wikipediaさんによると、アリゲーターは口元に丸みがあるようです。だとしても、こんなに身体まで太ったアリゲーターはいないかもしれません。何かおなかに入っているのかしら?

アコーディオンもいろいろな種類があるようですね。これは、鍵盤の代わりにボタンがついているタイプです。鍵盤のついた大きなアコーディオンより、扱いやすそうにみえます。以前から、小さいアコーディオンが欲しいなと思っています。持ち歩きができる鍵盤楽器に憧れがあるようです。のど自慢に出演してらした横森良造さんのように、どこでもさっと演奏できて、なんでも描ける人になれたらいいでしょうね。なんて、自分が何を目指しているのかわからなくなってきました。

水彩画「Cat / Conductor」

昔、うちにキジ猫がいました。

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「Cat / Conductor」 ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブック用に描いた、猫の指揮者です。Cの形にしたいのですが、ちょっと腕細かったですかね。それに、指揮者っぽく見えませんよね。こんなポーズで、うまく演奏があわせられるでしょうか。指揮者には、もっと真剣味や情熱が欲しいかもしれません。猫の性格にはあっていないのかしら。

うちのキジ猫の名前は、ペロといいました。「長靴をはいた猫」が大好きだったんです。石川進さんの声も好きでした。この話を書き始めると長くなりそうです。絵をなおします!

水彩画「Bear / Bassist」

ベース奏者って本当にかっこいいですよね。

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「Bear / Bassist」 ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブック用に描いた、熊のベーシストです。熊って、もともと形がBに似ていますよね。ベース(コントラバス)もBに似ているし。描きやすそうなイメージがあったのですが、ベースの形が難しかったです。

熊というと、ディズニーのアニメーション映画「ジャングルブック」を思い出します。底抜けに明るくてポジティブな熊のバルーと、心配性のバギーラが好きでした。音楽もぴったりですよね。本当は、そんな性格じゃないのかもしれませんが、熊さんってなんとなく明るくてユーモラスで音楽好きな印象があります。ディズニーランドにも、熊の楽団のアトラクションがありますよね。久しぶりにジャングルブックを見たくなりました。そういえばフルCG版も出たんでしたっけ。

水彩画「Tiger / Trombonist」

トロンボーンは形もおもしろいけど、音が好きです。

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Tiger / Trombonist」ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブック用に描いた、トロンボーン奏者の虎です。ずいぶんスリムになってしまいました。前足が長いので、トロンボーンは得意そうです。大きな金管楽器は、かっこいいですよね。ただ、トロンボーンはどういう形なのかいまいちよくわかりません。たぶん、もうひとまわりかふたまわりぐらい、手元のパイプが細かく回っているように思います。

ところで、昨日買ったハーモニカが届きました。13穴複音ハーモニカ(スズキのハミングメイトSU-13M)のC調です。小さいので、これなら、ハムスター二匹で持ち上げられそうですし、かじられても大丈夫そうです。絵を描くのを忘れて、さっそく、説明書に載っていたハ長調の曲をいろいろ吹いてみました。音もきれいだし、手軽だし、ハーモニカは楽しいです!なんだか描く楽器、描く楽器、全部欲しくなっちゃいそうです。トロンボーンをぽちっと買ってしまわないように気をつけなければ。

水彩画「Hamster / Harmonicist」

なぜ4匹も必要なのか、下の2匹はちゃんと持ち上げられるのか、気になります。

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「Hamster / Harmonicist」ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブック用に描きました。Hの形を表しています。ハーモニカ奏者のハムスターです。まんなかの音を鳴らす時に、バランスを崩しそうで少々心配です。でも、ハーモニカってわかりませんよね。言い訳がましいのですが、写真でみるとハーモニカの後ろ姿ってハーモニカっぽくなくて、、、。とりあえず、amazonでぽちっとしてみました。明日になれば、ハーモニカの本物がやってくるので、ハーモニカらしく描くヒントがつかめるかもしれません。

以前、うちにもハムスターがいました。慎重で恐がりなのに、新しいことに果敢に挑戦する、すばらしいハムスターでした。夜の間に、がらっと部屋の模様替えをしていたり、発想が斬新で効率的で、驚かされることがたくさんありました。ほ乳類ってすごいなと改めて感じてました。いつかまた、ぴーちゃんに会えるかな。

水彩画「Monkey / Marimbist」

マリンビスト、と読むのでしょうか?

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「Monkey / Marimbist」ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブック用に描きました。Mの形を表しています。猿のマリンバ奏者です。肩に力が入りすぎちゃって、うまく演奏できるか心配ですね。演奏前に深呼吸した方がよさそう。この絵のモデルはニホンザルです。本当は、もっとむくむくふわふわしていて、色もグレイッシュなはずですよね。いろいろなおしたいところが満載です。いつも、完成度が低い絵を公開しちゃって申し訳ありません。機会をみて差し替えます。

アルファベットブックは、あと16文字で完成です。アルファベットが揃ったら、自分の名前を並べてみたり、いろいろ楽しめそうです。年内完成を目指します。

水彩画「Panda / Pianist」

驚くほど地味になってしまいました。

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「Panda / Pianist」 ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブック用に描きました。Pの形を表しています。ピアノは白黒だから、パンダ!って安易すぎましたかね。でも、身体が大きいからピアノもうまそうな気がしたんです。人気者のパンダさんなのに、地味な絵になっちゃって申し訳ないです。

パンダを実際にみると、すっごく大きいので驚きます。数年前に上野動物園でみかけたときは、落ち着いて笹をゆったり食べていて、大人だなーっと思いました。いつか、子供のパンダがころころかけまわっているところも、間近でみてみたいですね。

昨日の講評の最後に、先生方から、「講評が何のためにあるのか考えてください。明日から何をするかが重要です」とのコメントをいただきました。本当にそのとおりです。今日から冬休み。たとえだめでも、毎日絵を描きます!アルファベット制覇まで、あと17文字です。

装丁「Mika II 2016->2015」角背ハードカバー製本・クロス装 A5判

表紙と本文を貼り合わせて、ようやく出来上がりました。表紙と本文の貼り合わせ方を紹介します。

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装丁「Mika II  2016->2015」角背ハードカバー製本・クロス装 A5判

過去2回、作り方を紹介してまいりましたが、昨夜一晩、重しをして無事完成いたしました。お騒がせいたしました。緑の布クロスと、クライスターパピアの組み合わせはよかったように思います。クロスの色は、模様に含まれている色から一色をとってあわせるといいそうです。洋服と同じですね。

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手に取ってみると、ちょっといい感じです。本文の紙は、okマシュマロを使って、学校のレーザープリンタで印刷しました。中身はともかく、去年作った作品集「Mika I」よりは、洗練された印象になりました。

最終日は、1.クータを貼り、2.表紙と本文を貼り合わせました。以前紹介したクータは、ちゃんと貼られてなかったように思います。製本の授業は3年目ですが、まだまだ、学ぶことがあります。

1.クータを貼ります

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クータは、幅は(本文の厚さ+8mm)x3、本文の高さ-6mmのクロッキー用紙で作ります。幅を三等分に折って、製本用の糊を1面に塗って貼りあわせ、細長い筒(クータ)を作ります。寒冷紗の上から背表紙をくるむようにクータを貼ります。へらで角をつけ、しっかり押さえます。クータが定着するまで、プレスします。

2.表紙と本文を貼り合わせます

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表紙の内側の背と溝部分と、本文のクータに製本用の糊をつけて、位置をあわせて貼ります。本文が表紙のまん中にくるように上下の隙間の長さをあわせます。溝部分を麻ひもで結びます。アイロンで溝をなぞって圧着します。見返しに製本用の糊を塗って、表紙と貼付けて一晩、プレスします。

製本作業全体の説明は、過去2回の記事も参考にしてください。

製本手順(糸かがり綴じ) - ふくろう絵本屋見習い

製本手順(角背ハードカバー製本:継ぎ表紙) - ふくろう絵本屋見習い

今回の製本ですが、先生には、痛恨のミスを指摘されました。背表紙の厚みが中身(本文)に対して厚すぎたのです。本文の厚み+4mm=背表紙の厚みのはずが、+6mmになってました。写真でも、背表紙がでっぱりすぎているのがわかるかなと思います。なんで2mmも厚くなっちゃったの!?という感じですが、実はよくあることなのです。中身の厚みをはかる時に0.5mmぐらい多めにみてしまい、背表紙をカッターで切る時に1-2mm広めに切ってしまったのだと思います。さらによくみると、表紙2枚の幅も違っていました。カッターも問題ですが、切ったあとに計測して調整しなかったのが大問題です。深く反省いたしました。

製本は、まだ慣れません。今日、おとちゃんの絵本を一冊買っていただいたのですが、さっそく、表紙と本文がぱっかりとれてしまい、あわてて補修しました。本文に見返しを貼る時に、のりしろを8mmぐらいとってちゃんとプレスすることと、表紙の溝付けにアイロンを使うのがよいようです。他のおとちゃんたちも、今頃、壊れているんじゃないかと心配になってきました。

装丁「アルファベットカードブック」三度目の正直

本型のカード入れを、先生の指導により、再度作り直しました。1.背表紙の高さ、2.紐の取り付け方、3.箱の内側の紙の貼り方、の3点を変えました。何度もすみませんが、変更点を書いておきます。また、赤い布クロスと牛皮の紐に変えたら、より華やかになりました。

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1.背表紙の高さを増やしました

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前回、背表紙と箱の高さを同じ20mmにしましたが、余裕がなさすぎるとの指摘を受け、背表紙を23mmに増やしました。今回の芯用黄ボール紙の寸法は、表紙は111 x 164mm、背表紙は23 x 164mm、箱の底面は105 x 152mm、箱の側面(長辺)は20 x 156mmです。この写真ではわからないかもしれませんが、箱とフタの間に、少し隙間ができて、開閉しやすくなりました。

2.紐の取り付け溝をつけました

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牛革の紐の形状にあわせて、紐の取り付け位置に、3mm幅の溝を彫りました。

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紐自体も、少し削って、黄ボールの溝にあわせました。木工ボンドでとめました。

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薄い和紙を四角く切って、紐がとれないように、上から製本用糊で貼りました。

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段差埋め用の紙を、黄ボールむきだしの部分に、紐の上から貼りました。

3.表紙と箱の内紙を別に貼りました

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まず、表紙の内側の紙(黒いレザック)を製本用糊で貼ります。溝部分にへらで筋をつけます。

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次に、箱の内側にも黒いレザックを貼ります。手前側は、箱の底をくるむように、製本用糊で貼ります。

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箱の底の、黄ボールむき出しの部分にも、段差埋め用の紙を貼ります。

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箱の底にボンドをつけて、表紙に貼り合わせます。箱をはりあわせる前に、表紙を閉めて、背表紙の内側と箱の内側がぴったりあうように調整して、貼り合わせ位置を決めます。レザック一枚で、おもて表紙の内側から箱の内側まで貼ると、どうしても、折り目部分がはがれて浮いてきてしまうようですが、別々に貼ると浮きにくいそうです。

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紐部分も浮かずに、きれいに貼れました。一晩重しをして、箱と表紙を圧着します。

今回のマイナーチェンジで、少し丈夫になったように思います。前回、前々回の記事も参考にしてください。

製本手順(本型のカード入れ) - ふくろう絵本屋見習い

装丁「アルファベットカードブック」作り直しました - ふくろう絵本屋見習い

ところで、下校途中で、新宿と銀座の画廊をはしごしました。ギャラリー絵夢さんの「関重一郎パステル画展」(今日まで)と、柴田悦子画廊さんの「清田悠紀子展」(明日まで)です。どちらも、紙やキャンバスの地肌や地色が見えるように部分的に着彩しているのですが、形がシャープで明暗もしっかりついていて、薄くて弱いという印象はまったく感じません。抜け感も好きですが、なんといっても、デッサンが大切だなと改めて実感しました。精進します。