電熱ペンで革にお絵描きしてみました。
「革製タグ」 ヌメ革タンロー、電熱ペン(白光マイペン)/ダーマトグラフ 40×60x厚さ1.8mm
ハンダゴテより滑らかに線を引けるようなので、電熱ペンを使いました。着彩はダーマトグラフを使いました。
ヌメ革タンローは簡単に水が染み込むので、紙と同じようにマーブリングもできます。上記の写真左下のペンギンは、墨運堂マーブリング彩液でマーブリングした後に、電熱ペンとダーマトグラフで描きました。
革紐と木製ビーズをつけるとこんな感じです。
柔らかくて手触りも良いタグができました。経年変化で変色していくようなので今後が楽しみです。
作り方を簡単に紹介します。皮細工は初めてだったので、ヘリ落としやスクリューポンチなどは新しく揃えました。
0.材料、道具
ヌメ革タンロー1.8mm厚、カッター、カッターマット、
ヘリ落とし No.1(誠和)、スクリューポンチ+替え刃(直径4.0mm)(野中製作所)、
電熱ペン(白光 マイペンFD200-01)、ダーマトグラフ、
レザーフィックス(誠和 水性仕上げ材)、トコフィニッシュ(クラフト)、平筆、布、
革製丸紐直径1.5mm、木製ビーズ
1.革製タグの成形
ヌメ革タンローをカッターで40x60mmに切る。四つの角を斜めに切って丸くする。ヘリ落としで、断面の上側を斜めに薄く(0.5mmほど)ぐるっと一周削ぐ。スクリューポンチで穴を開ける。
2.下書き
40x60mmの下書きを作る。下書きの裏に鉛筆を塗って、ヌメ革に転写する。
3.レザーバーニング
電熱ペンのスイッチをいれ、赤いランプがついたら描画する。最初は熱いので特に黒く焦がしたいところから描き、少し温度が下がってから薄い線を描く。使わないときはスイッチを切る。断熱できる皿などに置いて使い、火傷に注意して作業する。
4.彩色
ダーマトグラフで着彩。(アクリル絵具も使える。)
5.仕上げ
表はレザーフィックスを平筆で塗って20分ほど乾かす。平筆は使い終わったらすぐ洗う。断面と裏は、トコフィニッシュを塗って布で軽く磨く。紐と木製ビーズをつけて完成。