ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の活動を紹介します。

自費出版「ALPHABET PARADE」折り本・クロス装 A5判

本文の印刷と折り加工を青葉印刷株式会社さんにお願いし、表紙は自作いたします。

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「ALPHABET PARADE」折り本・クロス装 A5判 表面30頁、裏面28頁

上の写真の手前が本文のみで、奥が表紙をつけたものです。

本文のみ:

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外観:

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表紙:

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昨年3月に手製本で作ったのですが、欲しいとおっしゃる方がいたので、思い切って自費出版することにしました。青葉印刷さんに相談したところ、本文200部の印刷・加工を引き受けてくださいました。自分だと印刷にも時間がかかり、蛇腹折りも難しかったので、プロにおまかせできて本当に助かりました。いろいろ工夫しながら何度も試作してくださって、ありがとうございます。表紙は自分でちまちま作って貼り合わせています。タイトルは消しゴムハンコで作りました。表紙のガラ布は、いくつかバリエーションがあります。

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お待たせしている方には、今月中頃ぐらいにはお手元にお届けできるかと思います。みなさま、本当にありがとうございます。

手製本バージョンと自費出版バージョンの主な違いは、以下の3点です。

  • 自費出版は、オフセット印刷で両面カラーです。それぞれのアルファベットの頁の裏に、動物と楽器に関する短い解説を載せました。裏面には世界地図を載せ、絵の背景になっている動物の生息地がわかるようにしました。下の写真にあるように、裏面は右から左にABC、表面は左から右にABCと並んでいます。表面と裏面の動物の絵は、別に描いたものなので、色や形が若干違います。

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  • 自費出版は、本の厚みが2.3cm程度になりました。手製本の時は、学校の大型プリンタで画材用紙ロールの片面に印刷して、10頁ごとに貼り合わせましたが、自費出版は、ヴァンヌーボV菊判121.5kgというやや厚い紙に両面印刷して、4頁ごとに貼り合わせました。以下の写真のBとCの間に、5mm程度の貼り合わせがあるのがわかりますでしょうか。紙の厚みに加えて、貼り合わせが3回から7回に増えたので、本全体が厚くなりました。ヴァンヌーボは空気を多く含んだふわっとした手触りの紙で、厚みの割には、手に取ると軽やかな印象です。

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  • 自費出版では、表紙の芯ボール紙の切断を、キハラ株式会社 Book Buddyさんにお願いしました。芯ボール2mm厚を216mm×154mm縦目にカットしていただきました。外見からすぐにはわかりませんが、自分で一枚ずつ切り出していたときに比べると、完成度が断然違います。

本文のパレードの絵は、以前、以下のカテゴリーに掲載しました。

ALPHABET_PARADE カテゴリーの記事一覧 - ふくろう絵本屋

参考までに、昨年3月に手製本した時の手順は、以下の記事にあります。表紙の作り方も以下に載せました。

装丁「ALPHABET PARADE」折り本・クロス装 A5判 - ふくろう絵本屋

 

年賀状「2018 dogs」

今年もよろしくお願いいたします。

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「2018 dogs」 アルシュ、コピックマルチライナー/消しゴムハンコ/水彩絵具 180×260mm

数字の部分は、コピックマルチライナーで輪郭を描いて水彩絵具で着彩しました。ゴールデンレトリバーの子犬のつもりで描いたのですが、うちに以前いた柴犬のミックスの子犬達にもちょっと似てるかも。上下の花畑のように見える帯は、消しゴムハンコで犬の足跡を作って、水彩絵具をつけて何度も押しました。絵をスキャンして、年賀はがき「インクジェット写真用」に自宅で印刷しました。今年は、「インクジェット写真用」の宛名面の切手部分が、この絵と同じ色合いの赤、ピンク、緑、黄色の「福」という文字の図柄で、明るい印象の年賀状になりました。

なんとか年内に年賀状を出せてよかったです。おせち料理も間にあって、あとは大掃除を残すのみ、、、。が、がんばります。

水彩画「クリスマス会」

保育園のときに天使役をやった気がします。

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「クリスマス会」アルシュ、色鉛筆/コピックマルチライナー/水彩絵具、310 × 410mm

なんとなく、ドレスのような服を着て嬉しかった、おぼろげな記憶が残っています。クリスマスの厳かでワクワクするような雰囲気を出したいなと思いましたが、力不足でした。暗い客席が難しい。あと、子供の肌色ってどうすればきれいに出るんでしょう?気を抜くと、すぐ濁ってしまいます。

今年も大変お世話になりました。来年はもう少しがんばりたいと思っております。おつきあいいただければ幸いです。みなさま、よいお年を!

水彩画「雪だるまの夜」

静かな夜です。

水彩画「雪だるまの夜」

「雪だるまの夜」 NTラシャ/ホワイトワトソン、消しゴムハンコ/水彩絵具/正麩煮糊/アクアテックスリム 100×148mm

クリスマスカードその8です。背景は、他の7枚と同じ、消しゴムハンコで黒いNTラシャに刷り、雪だるまはホワイトワトソンに描いてハサミで切り、背景の上に貼りました。この背景は地味な印象でしたが、雪だるまが入ると奥行きが感じられるようになり、お気に入りの一枚になりました。

今年のクリスマスカードはこれで最後です。見てくださったみなさまありがとうございます。大変感謝しております。来年はどんなカードを作ろうかな。

 

水彩画「雪が止む前に」

雪が降る中を歩くと、雪に包まれるような気持ちになります。

水彩画「雪がやむ前に」

「雪が止む前に」 NTラシャ/ホワイトワトソン、消しゴムハンコ/水彩絵具/正麩煮糊/アクアテックスリム 100×148mm

クリスマスカードその7です。背景は、消しゴムハンコで黒いNTラシャに刷り、男の子はホワイトワトソンに描いてハサミで切り、背景の上に貼りました。前作に比べると、こちらの背景は、幻想的でエネルギッシュな印象を受けます。

消しゴムハンコは、おもしろいですね。本当は細かくいろいろ彫りたいのですが、私は力の加減ができず、謎の図柄になってしまいます。この背景も、木と家を彫りたかったのですが、謎の生物が行進しているように見えます。

水彩画「雪が降る前に」

急いで帰ると、何か嬉しいことがありそうです。

水彩画「雪が降る前に」

「雪が降る前に」 NTラシャ/ホワイトワトソン、消しゴムハンコ/水彩絵具/正麩煮糊/アクアテックスリム 100×148mm

クリスマスカードその6です。背景は、消しゴムハンコで黒いNTラシャに刷り、女の子はホワイトワトソンに描いてハサミで切り、背景の上に貼りました。こんな女の子の顔は、あまり描いたことがないので、描いてて楽しかったです。昔から女の子を描くのは好きでしたが、今は他人のマネになりそうで不安になり、なかなか自由な気持ちで描くことができません。クリスマスカードは、個人的にあげるものなので、冒険できていいですね。

水彩画「いそがないの、クマさん」

クマは冬眠しているような気もしますが、、、。

水彩画「いそがないの、クマさん」

「いそがないの、クマさん 」 NTラシャ/ホワイトワトソン、消しゴムハンコ/水彩絵具/正麩煮糊/アクアテックスリム 100×148mm

クリスマスカードその5です。背景は、消しゴムハンコで黒いNTラシャに刷り、クマはホワイトワトソンに描いてハサミで切り、背景の上に貼りました。背景は、毎回偶然の産物です。糊を増やすと、この背景の上部のようにぼかしたイメージになるようです。まだまだ、研究が必要です。

年内の予定をすべて消化し、今週は家で絵を描いております。が、クリスマスカードを公開している場合ではありませんね。年賀状を描かなくちゃ!

 

水彩画「いそがなくちゃ、サンタさん」

同じような絵ばかりですみません、、。

水彩画「いそがなくちゃ、サンタさん」

「いそがなくちゃ、サンタさん 」 NTラシャ/ホワイトワトソン、消しゴムハンコ/水彩絵具/正麩煮糊/アクアテックスリム 100×148mm

クリスマスカードその4です。背景は、消しゴムハンコで黒いNTラシャに刷り、サンタはホワイトワトソンに描いてハサミで切り、背景の上に貼りました。ハンコに銀の絵具をつけすぎて、背景がワイルドになっちゃいましたね。クリスマスは過ぎちゃいましたが、年内は、クリスマスモードの絵を公開します。お許しくださいませ。

サンタや天使をハサミで切っていたら、子供の頃に、紙で着せ替え人形を作っていたことを思い出しました。毎日、新しい洋服をたくさん描いて、色鉛筆で塗って、ハサミで切って、小山のように溜め込んでましたっけ。別冊少女コミックが好きで、森永真理先生のおしゃれな絵など、一生懸命真似して描いてました。手先は不器用ですが、カッターよりはハサミの方が使いやすいと感じるのは、着せ替え人形のおかげかもしれませんね。

水彩画「天使のラッパ」

天使って不思議な存在です。

天使のラッパ

「天使のラッパ 」 NTラシャ/ホワイトワトソン、消しゴムハンコ/水彩絵具/正麩煮糊/アクアテックスリム 100×148mm

クリスマスカードその3です。背景は、消しゴムハンコでNTラシャに刷り、天使はホワイトワトソンに描いて切り取り、背景の上に貼りました。背景は金の絵具を多く使って華やかに、ラッパの音を表現してみました。

絵のお題として「天使」をいただいたので、何枚か描いてみました。天使というと、3−5歳ぐらいの子供で羽が生えているイメージを思い浮かべます。キーも穴もない、シンプルな構造のラッパの演奏は難しそうですが、天使が吹くラッパは、きっと素晴らしい音がするんでしょうね。

水彩画「天使のハンドベル」

ハンドベルの演奏を聴いてきました。

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「天使のハンドベル」 NTラシャ/ホワイトワトソン、消しゴムハンコ/水彩絵具/正麩煮糊/アクアテックスリム 100×148mm

クリスマスカードその2です。背景は、先の投稿と同じ消しゴムハンコでNTラシャに刷り、天使はホワイトワトソンに描いて切り取り、背景の上に貼りました。

小さいハンドベルの高音もとてもきれいですが、この絵の天使が持っているような大きなサイズのハンドベルも、きれいな低音でよく響いていました。みんなで、一音一音ていねいに旋律をつなげて、和音を重ねて、音楽を作っていく姿も印象的です。クリスマスイブにふさわしい素敵な演奏でした。