ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の活動を紹介します。

水彩画「Kangaroo / Keyboardist」

Kではじまる動物はすぐ見つかりました。

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「Kangaroo / Keyboardist」 ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブックのために描いた、撮って出しの絵です。カンガルーの親子に登場してもらいました。Kに見えますか?キーボードの写真を見ながら描いたのですが、なんだか、鍵盤ハーモニカのようですね。白鍵の横幅も広すぎました。

写真を見ていたら新しいキーボードが欲しくなりました。うちのは、88鍵あって鍵盤が重めで弾きやすいのですが、持ち歩くのが辛すぎて、、、。実際は、持ち歩く機会はほとんどないんですけど、二台目は軽いのがいいかなと思ったりします。YAMAHAさんのreface CPがちょっと気になってます。

今日は、渋谷の喧噪を横目でみながら、NHKホールに行き、N響さんのブラームスなど聴いてきました。オーケストラっていろいろな楽器の音色が一度に聴けて、お得ですね。文字通り、音を楽しみました。以前から、印象主義の音楽は、絵を描くように演奏できるから楽しいと思っていたのですが、最近では、バロックも古典派もロマン派も、絵に似ていると思うようになりました。美術史をちゃんと教えていただいたおかげです。同じ時代の同じ層の人たちを楽しませる為に作られた物だから、似ていて当然なのですが、今まで考えもしませんでした。しめった感じにするために、隙間なく薄く塗るとか、絵も音楽も同じような手法を使っているのもおもしろいです。いろいろな時代の人が「こういう絵(音)が欲しい」と思って、モチーフや表現技術や道具を追求してきた結果、今があるんですね。今日のブラームスは、ちょっとしめった感じで透き通っていてきれいでした。なんだか、ブラームスの曲の絵が描けそうです。