昨日の絵と対になっている絵を載せますね。
「クラウドラバーズ」ホワイトワトソン、アクリル絵具、257 × 364mm
こちらは、ふわふわ軽くてハッピーな、雲の恋人達の雰囲気を出したくて、ペールトーン（彩度は低く明度が高い）の水色や黄色を主に使って、ライトトーン（彩度はやや低く明度が高い）の濃いめの水色も使いました。アクセントカラーは濃いピンクです。トーンのそろった色を、絵具で作るのって難しいですね。類似トーン配色のはずなのに、いまいち、まとまりがでなかったのが残念です。黄色の割合が多すぎたような気もします。
この絵は、連続パターンを2種類作って使いました。ビートルズのジャケットに出てきそうなパターンですが、トーンが淡いので、受ける印象は少し違うのではないかと思います。
色彩感覚は、生まれ育った文化などにも影響されて形成されると言われているようです。ある配色を見て、爽やかと感じるか、息苦しいと感じるか、あるいは、何にも感じないか、個人差があるようなんです。つまり、絵をみてくださる人たちと自分が、同じ色彩感覚を持っているとは限らないということですよね。私は、自分で配色を考えると稚拙になってしまうようなので、色彩の教科書や他人の絵の配色を真似して色を決めるようにしています。ただ、真似するのも難しいんですよね。まだまだ勉強不足です。
