ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の活動を紹介します。

立体イラストレーション「ろくろっくび」

ようやく涼しくなってきました。ハロウィンシーズン到来です。昨年の10月は、この子を作ってました。

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「ろくろっくび」スーパースカルピー/ 針金/ アクリル絵具/ ウェフティング/ 絹布

課題のテーマが「妖怪」だったんです。去年、はやってましたしね、、、。同級生たちが、見たことも聞いたこともない個性的な妖怪を次々と作る中、いたってオーソドックスに、ろくろっくびを作ってしまいました。

針金で骨格を作ってたこ糸をぐるぐるまきつけ、頭や胴体や手足をスーパースカルピー(オーブンで焼くと固まる粘土)で整形し、紙ヤスリをかけて、アクリル絵具を塗りました。腕や太ももやふくらはぎは針金しかないので、自由にポーズを変えられます。長い首は、針金の芯を、固まってもやわらかい粘土でくるんで作りました。着脱可能でくるくるまわります。髪の毛は、まったく作り方がわからなかったので、ドール用のウェフティング(毛束をつなげたもの)を買って、木工ボンドで頭にぐるぐる貼付けて、島田に結ってみました。髪の毛の生え際だけは、ひな人形のように、黒い絵具で描き足しました。着物と帯は、無料型紙工房ことろさんの型紙をお借りして手縫いしました。ありがとうございます。教室の中に土や枯れ草を持ち込み、先生が作ってくださった墓石などをあしらって、ライティングもして、撮影しました。

子供の頃は、リカちゃん人形の洋服を作るのに、ものすごく苦戦したけれど、少しは成長したのでしょうか。私にしてはきれいに仕上がりました。まあ、父が作っていた帆船や飛行機のプラモデルのクオリティやスピードには、まったく及びませんが。父の遺伝子にあったはずの、器用さ、繊細さ、忍耐力、運動能力、ユーモアセンスなどはどこに消えてしまったのでしょうね。