ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の活動を紹介します。

封筒「シャボン玉」

公園で久しぶりに見かけました。

「シャボン玉」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

封筒に色鉛筆で描きました。野口雨情作詞、中山晋平作曲の「シャボン玉」を題材にしました。シャボン玉がぱちんとはじける様子の表現に悩みました。

青空の下、シャボン玉を一生懸命追いかける元気な子供たちを見ると、なんだか嬉しくなります。

封筒「みかんの花咲く丘」

花も香りがよいそうです。

「みかんの花咲く丘」 MD封筒コットン、アクアテックスリム/コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

封筒に色鉛筆と水性ペンで描きました。試しに、近くは黒い輪郭線で、遠くは薄い灰色の輪郭線で描いてみましたが、極端だったかもしれません。加藤省吾作詞、海沼實作曲「みかんの花咲く丘」を題材にしました。今年は、母の日にプレゼントをあげる人がいなくて落ち着かない気持ちだったので、3番の「やさしい母さん思われる」という歌詞がいいなと思って選びました。

水彩「春の出会い」

お題をもらって描きました。

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「春の出会い」 ワトソン、水彩絵具/アクアテックスリム、227×158mm

メジロが花の蜜をすっているところはよく見るのですが、スズメもかわいいだろうなと思って描きました。お題にあった絵になってたらうれしいです。満開の桜も雨が多くてちょっと残念です。暖かい日が増えるといいな。

パステル「牛骨のある静物 2022」

かっこよくてユーモラスで憎めないやつ、、牛骨。

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「牛骨のある静物 2022」 キャンソン・ミ・タント、パステル/木炭、500x650mm

茶色のキャンソンミタント紙に描きました。二年おきぐらいに描いているので、牛骨にも少し慣れてきたかと思いますが、角や後頭部はまだ描き切れていません。あと、手前の瓶や急須も!この世に楕円がなければ、、、そうすると地球もなくなっちゃうので、その願いは諦めることにしました。

この絵も含めて、さまざまな画材で描かれたたくさんの牛骨が、世田谷美術館 区民ギャラリーAの用賀アトリエ展で、日曜日の16:30まで展示されております。もちろん、他の画題の静物や人物や風景画もあります。ご来場くださったみなさま、ありがとうございます。時節柄、みなさま、くれぐれもご体調にお気をつけくださいませ。

福井在廊日:2/16(水)、2/18(金)10:00-12:40、2/20(日)16:00-16:30

世田谷美術館 区民ギャラリーAで2月20日まで展示します

2月20日(日)まで、世田谷美術館 区民ギャラリーAに展示させていただきます。

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用賀アトリエ展

2022年2月15日(火)-20日(日)10-18時(初日14時より、最終日16時半まで)

世田谷美術館 区民ギャラリーA   〒157-0075 世田谷区砧公園1-2

 アクセス  https://www.setagayaartmuseum.or.jp/guide/access/

今年も、絵画教室用賀アトリエ受講生の展示会に参加します。

私は8点展示しております。絵本「いいわけどけい」の原画4枚と試作本(新作)、

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以下の写真左、パステル画「牛骨のある静物 2022」(新作)と、

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以下の写真右、水彩とパステル併用「砧公園 2」(当ブログ紹介済)と、f:id:fuku-rou:20220216155329j:plain

以下の写真左、水彩とパステル併用「ドライフラワーのある静物」(当ブログ紹介済)と

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以下の油絵具とアキーラ併用課題、「ヤマショウビンと松ぼっくりの静物」(当ブログ紹介済)です。

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絵の勉強をはじめて約8年。少しずつ、デッサンの問題点は減ってきたように思います。昨年夏から作り始めた絵本「いいわけどけい」も、あらたに、全15頁と扉を描き、原画4枚と手作りの試作本を展示できました。時節柄、お誘いはしませんでしたが、砧公園にお寄りの際は、世田谷美術館 区民ギャラリーAにお立ち寄りいただければと思います。隣のギャラリーBでは、かしのき会のお子さん達の力作が展示されていて、お絵かきが好きだった子供の頃を思い出しました。また、人気のグランマ・モーゼス展も開催されています。「始めるのに遅すぎることはない」という言葉は、私をはじめ、大人になって絵を始めたすべての人を力づけてくれます。

以下、用賀アトリエの他の皆さんの作品をご紹介します。

週二日コースのみなさんの作品です。武蔵野美術学園閉園後に用賀へ移られてから、4年間、さまざまな事情の中、難しい課題や独自の表現に果敢に挑まれています。成長著しく心強い味方です。

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以下は、週1回、もしくは月2回のレギュラーコースのみなさんの作品です。初心者からベテランの方まで、いろいろな画材で静物、モデル、風景画に取り組まれていらっしゃいます。

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以下は、お世話になっている先生方の作品です。
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封筒「雪の降るまちを」

雪道を歩くと、なんとなく厳粛な気持ちになります。

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「雪の降るまちを」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

封筒に色鉛筆で描きました。内村直也作詞、中田喜直作曲「雪の降るまちを」を題材にしました。思い出とともに歩くにはぴったりの曲です。

みなさま、お元気でお過ごしでしょうか?今年は喪中で年賀状を作りませんでしたが、皆様のご健康とご多幸を心より祈っております。今年もよろしくお願いいたします。

チョークアート「木製タグ」

チョークアートの応用で木製タグを作ってみました。f:id:fuku-rou:20211227011841j:plain「木製タグ」 合板、オイルパステル/アクリル絵具 34×52mm

革紐と木製ビーズをつけるとこんな感じです。ちょっとしたプレゼントによいかも。裏に名前を書いてもいいですね。

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今回は、市販の、穴の空いた合板の木片を使いました。簡単に作り方を紹介します。

1.木片の表と裏にアクリル絵の具を塗ります。今回、表は緑に、裏は紫、青、オレンジに塗りました。

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2.下書きを白い色鉛筆で薄く描き、輪郭の中をアクリル絵具で下塗りします。今回は薄いピンクで下塗りしました。

3.アクリル絵具が乾いたら、オイルパステルで絵を描きます。

4.保護用スプレーをかけます。こするとパステルがとれるので、乾かして2回以上スプレーをかけた方がいいようです。

5.革紐と木製ビーズをつけて、タグにします。

オイルパステルは角があるタイプの方が細い線が描きやすいです。細かい部分は、アクリル絵具の下塗りの時に描くか、オイルパステルの後に色鉛筆で描き足してもいいかもしれません。次回、試してみようと思います。

消しゴムハンコ「Merry-go-round Christmas」

今年も消しゴムはんこでカードを作りました。さむくなってまいりました。みなさま、お体に気をつけて。

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「Merry-go-round Christmas」 NTラシャ、消しゴムハンコ/水彩絵具 100×148mm

夜のメリーゴーラウンドを題材に、消しゴムハンコに文字などを彫り、判面に水彩絵具をつけて、黒や濃紺のNTラシャに捺しました。なんと、一昨年同様、クリスマスのスペルを間違ってしまいました!絵の具が浮いて、文字部分が読みにくくなっちゃったので気がつく人もいないかもしれませんが。少し糊を混ぜた方がよかったかもしれません。他にも何枚か刷りました。

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封筒「Christmas Tree House」

クリスマスツリーに泊まってみたいな。

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「Christmas Tree House」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

封筒に色鉛筆で描きました。左上にツリーのてっぺんの星を描いたのですがわかりますか?全体にもっとキラキラさせたかった。女の子やワンコのフードのあたりも形がイマイチでしたね。もっと大きな画面に別の画材で描いてみたいです。

旅行に行きたい気持ちが高まってきました。クリスマスツリーの中に泊まったら、異世界に紛れ込んだような気持ちになれそうです。

油絵具+アキーラ「ヤマショウビンと松ぼっくりの静物」

色について考える機会になりました。

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「ヤマショウビンと松ぼっくりの静物」キャンバス、油絵具/アキーラ/画用液、318 × 410mm

不透明の白と透明の色を重ねて描いた油彩の作品です。用賀アトリエの課題で教わりました。「第2フランドル技法」の応用だそうで、下地と白にアキーラも使っています。白はハッチング(細い線)でちまちまいれるか、スカンブリングで凸凹をつけて塗り、乾いたら上から透明な油絵具を薄く塗るというのを繰り返します。色や凸凹や明るさなど、じっくり考えるよい機会になりました。色を部分に固めすぎても、全体にばらまいても単調になるので、バランスの良い着彩は難しいですね。鳥(ヤマショウビン)の体の丸さと、松ぼっくりの質感が少し表現できてよかったです。最初に描いてしまった下手なハッチングの上から、何度ハッチングをやり直しても、下手なハッチングは消えない、、、ということを学びました。

以下、簡単に手順を説明します。

1.下地を塗ります

アキーラのチタニウムホワイトとレッドオキサイドを混ぜて二度塗りしました。

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2.画用液を作ります。

乾性油と揮発性油など4種類の材料をメスシリンダーにいれて、よく混ぜます。用賀アトリエの先生のスペシャル配合だそうです。

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3.下絵をキャンバスに写します。

アキーラの黒で輪郭線と稜線を描きます。アキーラは水で薄めて描く絵具ですが、よく乾せば油絵具と併用できます。乾かないうちに両者が混ざると、油をはじいたりするので要注意です。

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4.明るい部分に白を入れます。

明るくしたいところに、白をいれます。布や松ぼっくりや鳥の首など、近くて明るい部分は、シルバーホワイトの油絵具と、盛り上げやすくするオレオパストを1:1でよく混ぜて、凸凹を残すようにスカンブリングしました。背景や影の部分は白のアキーラを水で薄めて塗りましたが、後で上から何度も透明の絵具でグレーズしていくので、最初は全体にしっかり白くしておいた方がよいようです。私は、最初に全体を明るくしなかったせいで、グレーズをしてはハッチングするという作業を何度も繰り返すことになりました。特に背景は面積が広かったので、ハッチングを何度もかけるのは大変でした。最初は、背景や影にも油絵具の白を塗ればよかったかなと思います。

白が乾くまで1-2日おきます。

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5.最初のグレーズをします。

白が十分に乾いたら、画用液と無臭ペトロールを2:1でよくまぜて、油絵具のブラウンピンクをとかして、豚毛のはけで全体にぬります。乾いたら、上から白を塗っていきます。最初とまったく同じ場所を白くするのではなく、より白いところだけ白を入れると、徐々に明暗の差が大きくなっていきます。布や松ぼっくりの明るい部分に白でスカンブリングをして、薄く全体に白くしたいところは、アキーラか油絵具の白を薄めて、面相筆でハッチングをかけます。

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6.二度目のグレーズをします。

白がかわいたところで、ウルトラマリンでグレーズしました。明るくしたいところにスカンブリングかハッチングをかけました。机の上の影が暗すぎるので、ハッチングを懸命にかけました。

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7.三度目のグレーズをします。

ビリジャンでグレーズしました。前回、油絵具がかわかないうちにアキーラを塗ってしまったせいか、グレーズがなかなかのらず苦労しました。机の上の影部分が、ハッチングでは十分明るくならないので、今更ですが、油絵具の白で塗りました。背景に懸命にハッチングをいれました。ハッチングがうまくいかず、汚い線がたくさん残ってしまいました。

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8.四度目のグレーズをします。

セルリアンブルーでグレースしてみました。机の上の影が、少し明るくなってバランスがよくなってきました。さらに、明るくしたい部分にハッチングをかけました。

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9.部分グレーズをかけます。

鳥の羽の紫や、松ぼっくりや木や布やオレンジなど、それぞれの固有色でグレーズします。透明色をのせると暗くなるので、また白でスカンブリングをしたりハッチングをかけたりして、さらにグレーズをつづけます。背景全体に何度もハッチングをかけたので、徐々にハッチングがうまくなってきましたが、最初の頃にいれた汚いハッチングは消えません。。。

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10.全体グレーズをかけます。

部分グレーズをつづけたせいか、色が偏在して画面がバラバラな印象になってしまいました。このあと、全体グレーズを3回ほどかけて、ハッチングしました。