つ、ついに禁断のデッサンを載せてしまいました、、。
「牛骨のある静物 2018」 木炭紙、木炭、650 x 500mm
昨年の春から夏まで描いていたデッサンです。ゴムの木の葉が成長して、わしゃわしゃした感じになっていくのが面白いと思って描いておりました。私は楕円を描くのが苦手で、椅子や枕木のパースも難しく、牛骨の形もうまくいきませんでした、、。デッサンを公開するのは、よほど自信がないとダメだとは思うのですが、用賀アトリエ展に出展した勢いで、ブログにも載せてしまいました。習作ということでご勘弁いただければと思います。
今日は、お天気もよく、たくさんの方が世田谷美術館に来場してくださいました。ありがとうございます。本来、デッサンの基本をじっくり教えてくれる教室なので、ちゃんとしたデッサンもたくさん展示されております。お近くにお寄りの際は、ぜひお立ち寄り下さいませ。
ところで、デッサンをしていると不思議な感じを覚えることがあります。片目をつぶって対象と絵を見比べながら描くことが多いのですが、明暗をつけているうちに絵が立体的に奥行きを持って見えてくるのです。「単眼立体視」というやつでしょうか。パースを意識しているせいかもしれませんが、木炭デッサンの紙が大きくて、視野の大部分をカバーしているせいもあるかと思います。空間の中に直接触れているような感覚で絵を描くのは、とても面白い体験です。他人の絵でも、大きな絵の前にたつと同じような気持ちになることがあります。うまく説明できないのですが、みなさんもこんな感覚を持ちながら絵を描いていらっしゃるのでしょうか。