ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の作品と、絵本や音楽に関する四方山話を掲載します。

水彩画「Parade Otter-Panda (試作)」

地味なパレードになってしまいました。

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「Parade Otter - Panda (試作)」 アルシュ、コピックマルチライナー/水彩絵具、410 x 310mm

アルファベットブック用の絵をもとに、新しく、パレードをする動物たちの絵を描くことにしました。オカリナを弾いているカワウソでOの形、ピアノを弾いているパンダでPの形を表しています。カワウソ君は、上半身だけだったのを、全身に変えました。パンダも真っ黒にならないように変えたのですが、あいかわらず問題作ですね。誰もが、これなんだろうと首をかしげちゃいます。これは試作版です。実際は、AからZまでつなげて、横長の絵巻物のように描こうかなと思っています。最終的には、折り本として製本する予定です。子ども向けというにはあまりに地味ですね。本番はもうちょっと描き込んで、明るい絵にしたいです。まずは、2月中旬の修了制作展までに間にあうか不安ですが、今は量を描いて少しでも経験を稼ぐのが大切かなと思っております。先生には、「完成度が低くて、先生がたにいろいろ文句は言われると思いますが、たくさん描けば経験と達成感は得られると思いますよ」と言っていただきました。ほめられるよりも経験を優先したいと思います。最後まで描けるといいな。

先週の土曜日は、国立西洋美術館クラーナハ展にいってきました。制作時間がはやいのが特徴だったようです。分業体制で、システマティックな制作を行っていたそうです。うらやましいですね。人物の表情や、身体の形は独特な魅力があります。裸体もいいのですが、肖像画の服の模様や色など、洗練されて印象的な絵がありました。他の作家の絵もあって、特にデューラーの版画はすごかったです。壮観だったのは、クラーナハの「正義の寓意」と、100枚の模写が並べられた部屋です。模写のプロの人たちが6時間で模写するコンペティションを開いたのだとか。本物のバランスや表情のすばらしさを再確認するとともに、コピーの力をあらためて感じることができました。クラーナハは終わってしまいましたが、常設展もおもしろいので、またゆっくり見に行きます。