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ふくろう絵本屋見習い

絵本作りの勉強をしています。絵本や音楽に関する四方山話と私の絵を掲載します。

水彩画「Fox / Flutist (Flautist)」

GALLERY 動物アルファベット

後ろ姿になっちゃいました。

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「Fox / Flutist (Flautist)」ワトソン、コピックマルチライナー/水彩絵具、257 x 364mm

アルファベットブック用に描きました。狐のフルート奏者です。Fの形を表しています。以前「笛吹き ふうた」を描いたので、Fは楽勝と思っていたのですが、ラフを描く前になって、普通にフルートを構えるとフルートが左になることに気がつきました。それではFになりません。仕方ないので、後ろからの構図に変えました。お客様に後ろ姿を見せるのは失礼ですが、自慢のしっぽを見せたいので、後ろ姿もちょこちょこ見せながら演奏しちゃいます。Xerusと同じですね。

今日は、府中市美術館の藤田嗣治展を見てきました。明日までです。学生時代の成績はふるわなくて、第一次大戦直前にフランスに渡って、仲間と切磋琢磨して、独自の表現を模索して、多量の絵を描いて、世界中を旅して、新しい表現に挑戦し続けて、、、。画家のお手本のような方だったようです。独特な乳白色の下地、流麗な輪郭線、薄いのにしっかりと明暗がついている人体、表情、シックな色づかいも独特です。とにかく勉強になりました。特に、猫の形や明暗は穴があくほどみてしまいました。一番、心をつかまれたのは「猫 闘争」という一枚です。さまざまな表情のたくさんの猫が、暗く奥行きのある空間に躍動しています。パリの寵児になっても、日本ではいまいち評価されなかった藤田さんが、第二次世界大戦中の戦争絵で、はじめて日本人の心に寄り添う創作を行います。それが裏目に出て、戦後は一転、追われるように日本を出て、二度と帰国することはなかったそうです。日本を出る前に「絵かきは絵だけ描いてください」「仲間げんかはしないでください」「日本画壇は早く世界水準になってください」という言葉を遺したということです。こんな絵をみてしまうと、改めて、自分の絵を公開するのが恥ずかしくなりますが。。。私もこれから、もっと絵を描いて、けんかをせず、世界水準を目指したいなと思います。