ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の作品と、絵本や音楽に関する四方山話を掲載します。

クライスターパピア「グランドピアノ 01」

とりつかれたようにはんこを作っていたら、落とし穴がありました。紙の目に要注意です。

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「グランドピアノ 01」 NTラシャ、正麩煮糊/水彩絵具、364 x 257mm

クライスターパピア(Kleisterpapier)の第五弾です。ピアノの絵柄は、おとちゃんの絵本を製本するときに、見返しに使えそうな気がしています。ところが、染めた紙の束を製本の先生に見ていただいたところ、問題が発覚しました。実は、この紙、縦目だったのです。紙の目は、紙を作る時に流す方向によってできるもので、目と平行に折ると折りやすく曲がりやすいという特徴があります。縦目とは、紙の長辺方向と目が平行な紙のことをいうのだそうです。つまり、この紙は、写真の横方向に目が流れているわけです。でも、本の本文や見返しなどで二つに折って使う紙は、紙をめくりやすいように横目(この写真だと目が縦方向)の紙で作らなければいけないのです。まったく忘れておりました。見返しに使うときは、横目の紙を入手して作り直さなくては。クライスターパピアの作り方は、以下で紹介しました。

クライスターパピア「ケルト01」 - ふくろう絵本屋見習い

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「グランドピアノ 02」 NTラシャ、正麩煮糊/水彩絵具、364 x 257mm

色違いです。紙の地色がきれいなえんじで気に入っています。でも、おとちゃんの絵本は表紙が赤なので、見返しの地色は青や緑の方がいいかもしれません。同じ本の最初と最後で、見返しの色を変えてもいいのでしょうか。先生によると、染めた紙は製本だけじゃなく、写真立てなどいろいろな用途に使えることがわかりました。授業時間に余裕があったら、教えていただくことにします。楽しみです。

実は、明日と明後日は、ピアノの伴奏練習と小さな本番がひかえているので、この絵柄をみるとやや焦りを感じます。ブラームスとベートーベン、その他です、、、。はんこを封印して、練習しなくちゃ。