装丁だけをご紹介するのも、目先が変わってよいかしら?
装丁「Mika I 2015->2014」角背ハードカバー製本・クロス装 A5判
去年作った、私の作品集の裏表紙です。温かみのある青い布で表紙をくるんでいます。あらかじめ、表紙の芯の厚紙(黄ボール紙)を薄くはいで、段差をつけ、そこに赤や白や金のアクリル絵具を塗ったり、テクスチャーメディウムのグラスビーズを塗って、でこぼこをつけました。読む時に、凸凹が指に触って、ちょっと刺激的なところがよいです。
こちらは表です。まん中に段差をつけて、ビーズをつけたり、テクスチャーメディウムのグラスビーズやブレンデッドファイバーをつかったり、ビーズや紐をつけてみたりしました。これはビーズをたくさんつけすぎて、触った感じがごつごつしてしまいました。やりすぎました。
装丁「おとちゃんのおとさがし α版」角背ハードカバー製本・クロス装 B5判
こちらも去年の秋作りました。絵本「おとちゃんのおとさがし」のα版の装丁です。布や紐で、舞台の緞帳を表してみました。幕を開けて絵本を読みます。布の手触りはいいのですが、ぴらぴらして持ちにくいなと感じました。
講義を受けるまで、アートブックの存在を知りませんでした。実は、アートブックフェアなるものも開催されているんですね。テレビで紹介されているのをみたら、とっても楽しそうでした。そのうち、シンプルで触り心地のよい手作り絵本を作って、出展できるといいなと思っています。