ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の活動を紹介します。

世田谷美術館 区民ギャラリーAで3月24日まで展示します

本日から3月24日(日)まで、世田谷美術館 区民ギャラリーAに展示させていただきます。

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用賀アトリエ展

2019年3月19日(火)-24日(日)10-18時(初日14時より、最終日16時半まで)

世田谷美術館 区民ギャラリーA   〒157-0075 世田谷区砧公園1-2

東急田園都市線「用賀」駅より徒歩17分、もしくは美術館行バス「美術館」下車徒歩3分。
小田急線「成城学園前」駅より、渋谷駅行バス「砧町」下車 徒歩10分。
小田急線「千歳船橋」駅より、田園調布駅行バス「美術館入口」下車 徒歩5分。
東横線「田園調布」駅より、千歳船橋行バス「美術館入口」下車 徒歩5分。

福井在廊日:3月20日(水)12:40-18:00、23日(土)夕方

絵画教室用賀アトリエの受講生の展覧会です。50人以上の受講生と、講師や副手のみなさんの作品が展示されています。(区民ギャラリーAは、世田谷美術館の正面入り口から入って、つきあたりを右にいってすぐの部屋です。その奥の区民ギャラリーBは別の団体の展示ですのでご注意ください)

私は4点展示しております。以下の写真右端の牛骨の木炭デッサン1点と、

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以下の写真左端の「バラのある静物」と、その下のペンチの風景画「砧公園1」(両方とも水彩)と、

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以下の卵黄テンペラの模写のうちの「マニフィカトの聖母(ボッティチェリ作:模写)」です。

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2年前に武蔵野美術学園を修了してから、用賀アトリエに月2回通って木炭デッサンを習っていたのですが、昨年5月から週2日コースにも参加しています。水彩やパステル、アクリル絵具なども使い、デッサン、古典技法、構成、色彩から美術史まで、特に、作品を作る進め方に重点をおいて指導してもらっています。私は、これまで描いた絵とは少し違う感じで描けたかなと思う4点を展示しました。まだまだ道は遠いようですが、あきらめずに挑戦したいと思っております。

以下は、週2日コースのみなさんの作品です。一年間さまざまな課題に沿って描いてきた作品の中から、各自、数点ずつ選んで展示しました。

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以下は、卵黄テンペラによる模写です。

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以下は、テンペラと油絵の具の混合技法実習の作品です。

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以下は、週1回、もしくは月2回のレギュラーコースのみなさんの作品です。鉛筆、木炭、油彩、水彩、パステル、色鉛筆などを用いた静物や人物デッサンなどが並びます。レギュラーコースでは、1回2.5時間ほどのデッサンを、同じモチーフで6回以上続けてじっくり描いています。

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以下、先生がたの作品です。

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生徒のみなさんは、ひたすらまじめにデッサンに取り組んでいます。合い言葉は「構図、形、明暗、そして稜線」でしょうか?ストイックに絵画に向き合いたい方には、ご興味をもっていただける内容かと思います。世田谷美術館のある砧公園は、春の花もいっせいに咲いて、お散歩にもおすすめです。お近くにお越しの際には、美術館にもぜひお立ち寄りいただければと思います。

 

封筒「ひなまつり2」

3月3日は過ぎてしまいましたが、、、。

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「ひなまつり2」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

外出先で、ひな人形を見かけたので、また描いてみました。見かけたものは七段飾りだったのですが、飾るのも描くのも大変そうだったので、三段で勘弁してくださいませ。三段でも、パースを引くだけで数時間かかっちゃいましたし、屏風とぼんぼりがうまく描けません!ひな人形は着物もきれいだし、小さなお道具がかわいらしくて好きです。今度はもう少し段数を増やして描いてみたいですね。

 

封筒「雪」

やっぱりコタツはいいですね。

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「雪」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

封筒に簡単な絵を描きました。実は「雪」という文部省唱歌を題材にした絵のはずだったのですが、いろいろと不備がありました。まず、肝心の雪が降っているところが見えないし、山や野原や枯れ木や犬や猫もよく見えない!かまくらの中にコタツがある様子を描きたかったのですが、それもわかりにくくなっちゃいました。かまくらの中にも軽く光源を設定すればよかったですね。いずれにせよ、もう少し大きな紙に描き直した方がよさそうです。

 

年賀状「2019 boars」

みなさまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

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「2019 boars」 アルシュ、鉛筆/水彩絵具/illustrator 260x180mm

鉛筆で輪郭を描いて水彩絵具で着彩した絵をスキャンして、illustratorで文字をいれました。イノシシのみの絵柄で二回描き直したのですが、どうもしっくりいかず、女の子が登場する絵柄で描き直しました。年賀状のメインに人間を登場させたのは、人生初かもしれません??やっぱり、女の子の腕とか上手く描けませんでした。まだまだ修行が足りませんね。長い目で見守っていただければと思います。今年もよろしくお願いいたします。

壁掛けカレンダー「午後3時のカレンダー」

遅まきながら来年のカレンダーを作りました。

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「午後3時のカレンダー」 セミ光沢紙、210 × 420mm 表紙+本文12枚

9月のグループ展の際に、お客様何人かにご要望をいただいたので、カレンダーを作りました。なんとかクリスマスプレゼントに間にあわせることができて、ほっとしております。実は「午後3時のカレンダー」シリーズの絵を描き始めた昨年の9月は、カレンダーそのものを作るつもりはなかったのですが、12枚揃ったら作りたくなりました。製本を教わった先生がグループ展を見に来てくださって、「作ったら。できるよ」と背中を押してくださったのも大きいです。こうして実物を手にとってみると、これがゴールだったんだなと思います。テーマを決めて、月に一枚ずつじっくり絵を描くのはいいですね。来年も作れるといいな。

以下、作り方の手順を紹介します。なお、私はカッター作業が苦手なため、工程3以降は助っ人に依頼しました。

カレンダーの作成手順

1.カレンダーの本文を印刷する

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絵とカレンダーデータを12ヶ月分レイアウトして、A3セミ光沢紙に印刷します。紙の上部を綴じしろとして、2cmほど空けました。絵の部分は両サイドを1mmぐらいずつ大きめに印刷して、あとで裁ち落とします。カレンダーデータは、ウェブスタジオアラクネさんからダウンロードさせていただきました。ありがとうございます。

2.カレンダーの表紙を印刷します

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表紙の絵と文字データをレイアウトして、A3セミ光沢紙に印刷します。紙の上部を綴じしろとして、2cmほど空け、両サイドと下は少し大きめに印刷し、あとで裁ち落とします。絵は、以前作ったクライスターパピア「はな01」を使いました。

3.ミシン目をいれます

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上の写真のようなカッターに、位置合わせ用に白い紙で作ったアタリを固定します。

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カレンダーの表紙と本文の上部を、1枚ずつ、アタリにぴったりあわせるようにカッターに差し込み、ミシン目を入れます。(同じ白い紙なので、写真ではわかりにくいかと思いますが、定規より左がアタリの紙、右から挿入されているのがカレンダー本文の紙の裏面です。)

4.カレンダーの表紙と本文をたばねます

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表紙と本文12枚を重ねてたばね、上部の綴じしろ部分を、ステープルなどで固定します。

5.カレンダーの両サイドを裁ち落とします

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表紙と本文12枚の両サイドを、カッターで裁ち落とします。13枚を同時に切るので、紙がずれないように注意します。

6.吊り下げ用の穴をあけます

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カレンダーの上部に、吊り下げ用のフックを固定する穴をあけます。

7.吊り下げ部分のカバーを作ります

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白い厚紙で、カレンダー上部を覆うカバーを作り、折り目をいれます。

8.カレンダー上部にカバーを貼り付けます

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カバーの裏に糊をつけて、カレンダー本体の上部をくるむように固定します。

9.フックを固定します

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カバーに切り込みを入れて、フックを差し込み、ボンドで固定します。工程7を省略して、穴あけ機などをつかって、カバーの上から一度に穴を空けるという手もあるかと思います。

作り方の説明は、以上です。

ずっと気になっていたので、これで安心して年を越せそうな気がしてきました。あとは年賀状です!がんばります。今年も大変お世話になりました。みなさま、良いお年を。

消しゴムハンコ「クリスマスツリー」

今年もクリスマスカードを作りました。

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「クリスマスツリー」 NTラシャ、消しゴムハンコ/水彩絵具/正麩煮糊 100×148mm

消しゴムハンコに文字などを彫り、水で溶いた正麩煮糊と水彩絵具を紙パレットの上で混ぜてハンコにつけ、黒のNTラシャに刷りました。彫刻刀がうまく扱えず、わかりにくくてすみません。たくさん刷って、比較的きれいにできたものだけ、カードにしました。何枚か、載せます。ここ数年で一番、手抜きだったかも。

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水彩画「読んであげる2」

わんこに読み聞かせする絵を大きな紙に描き直しました。

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「読んであげる2」 アルシュ、鉛筆/水彩絵具、310 × 410mm

先日、封筒に描いた絵を描き直しました。背景を子供部屋にして、絵本やおもちゃを並べました。子どもの頃、父が作ってくれたおもちゃ入れがこんな感じでした。その頃のおもちゃはもう手元にありませんが、この絵には、今うちにいるぬいぐるみに多数出演してもらいました。生きた猫も一匹まざっていますね。

「午後3時のカレンダー」シリーズの絵の中で、去年描いた11月のお誕生日会の絵を、この絵で差し替える予定です。「読書週間」があるので、お誕生日会よりは読書の方が、11月らしいかなと思ってます。とにかく、はやくカレンダーを作らないと、年が明けてしまいます。

 

封筒「小さなモミの木」

クリスマスの準備をしなくっちゃ。

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「小さなモミの木」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

封筒に簡単な絵を描きました。クリスマスツリーにするもみの木を探しにきたところです。もみの木が雑ですみません!もうちょっと大きく描きなおしたいと思います。

遅ればせながら、絵本を1000冊読む、という目標をたてて図書館で毎日たくさん絵本を借りて読んでいます。図書館って本当に便利ですね!職員のみなさんには大変お世話になっています。素敵な本がたくさんあって、手に取るたびわくわくします。絵がきれいで、キャラクタが魅力的で、落ちが印象的な絵本がいいなぁと思います。「ちいさなモミの木 (作:マーガレット・ワイズ・ブラウン、絵:バーバラ クーニー)」もとってもいい絵本です。私もがんばらなくちゃ。。。

水彩画「砧公園 1」

久しぶりに外でスケッチしました。

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「砧公園 1」 アルシュ、鉛筆/水彩絵具、360 x 260mm

10月に砧公園でスケッチしました。日によって晴れたり曇ったり、午後になると影が変わったりして、つじつまがあわなくなってしまった点がありますがご容赦下さい。公園で二日ぐらい描いて、続きは撮った写真を見ながら家で描きました。近くと遠くをバランスよく着彩するのが難しく、先生方にアドバイスをいただいて調整しました。ささっと描けるようになりたいものです。

砧公園は大きくて気持ちのよいところでした。晴れた日の昼間は、遠足やお散歩のお子さんがたくさんいて、にぎやかです。この古いベンチも、いろいろな人が座って休んだり、お弁当を食べたり、おしゃべりしたり、わんこが通りかかったり、見た目よりずっと充実した毎日を過ごしているようでした。

封筒「読んであげる」

わんこに読み聞かせをする活動があるようです。

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「読んであげる」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

封筒に簡単な絵を描きました。わんこにお気に入りの絵本を読んであげるところです。わんこの興味をひく内容みたいで、よかったよかった。私は知らなかったのですが、わんこに読み聞かせをする活動が実際にあるようです。わんこ読み聞かせのための絵本を描いてもよいかもしれませんね。

この絵の構想は以前からあったのですが、どういう構図にすればよいか迷っていました。でも、これぐらいの角度でよい気がしてきました。この絵をもとにもう一枚、午後3時のカレンダーシリーズの絵を描いてみる予定です。