ふくろう絵本屋

福井美佳です。私の活動を紹介します。

水彩画「すけっちちゃん〜服を探しに出かけました」

「すけっちちゃん」の第一ページ原画です。

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「すけっちちゃん〜服を探しに出かけました」アルシュ、コピックマルチライナー  /水彩絵具、310 × 410mm

スケッチブックのすけっちちゃんの絵本の導入部分です。すけっちちゃんは、色鉛筆が入ったペンケースを肩から下げています。フリップチャートのおかあさんが見送ってくれています。朝のさわやかな空気が表現できているとうれしいなと思います。

私も子どもの頃、自分で作った紙人形の服をたくさん描いて、色鉛筆で塗って、小山のようにコレクションしていました。すけっちちゃんの服を考えていると、その頃の自分の気持ちをよく思い出します。自分自身の服を描いて着替えられるすけっちちゃんのことがちょっと羨ましいです。

親子展では、このすけっちちゃんの原画も展示しています。見に来てくださったみなさま、ありがとうございます。ご感想をいただくと、新しいアイディアもいろいろわいてきます。親子展もあと二日となりました。お時間に余裕のある方は、のぞいていただけるとありがたいです。

水彩画「すけっちちゃん〜おかあさんの描く服は合わないかも」

「すけっちちゃん」の扉絵です。

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アルシュ、コピックマルチライナー/水彩絵具、230 x 310mm

製作中の新作絵本「すけっちちゃん」は、スケッチブックのすけっちちゃんが、自分にぴったり合う服を探しに出かける物語です。これは、すけっちちゃんが、おかあさんの描いてくれる服が合わないかも?と気がついた、導入のシーンです。おかあさんは、おしゃれなデザイナーさんですが、すけっちちゃんとは少し好みが違うようですね。

ただいま開催中の親子展では、「すけっちちゃん」の原画の一部やラフ本も展示しております。立ち寄ってご感想いただければ、大変ありがたく思います。

また、すでに親子展に来てくださったみなさま、本当にありがとうございます。いただいた感想を参考に、すけっちちゃんの服探しの物語を、よりよいものにしてまいります。みなさまも、お身体ご自愛くださいね。

ギャラリー永谷1で4/3まで展示します

本日から4月3日まで、吉祥寺のギャラリー永谷1さんで展示させていただきます。

ギャラリー永谷1

福井千鶴子・福井美佳 親子展

パステル画と水彩画のどこか懐かしい風景と物語をお楽しみください。

2018年3月30日(金)〜4月3日(火) 11時〜19時 *最終日は16時まで

ギャラリー永谷1 (Gallery Nagatani 1)
 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-1
 吉祥寺永谷シティプラザ1階 TEL.0422-21-9325
 中央線、総武線井の頭線 吉祥寺駅北口徒歩5分 ヨドバシカメラの先

 地図はこちら

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母とはじめての親子展を企画しました。本日初日、なんとか開催にこぎつけました!立ち寄ってくださった方、本当にありがとうございます。みなさんから激励や貴重なご意見をいただき、感激しております。

以下が、母のパステル画です。井の頭公園や家族を題材に、職美展などで発表するため、毎年こつこつ描きつづけていた中から10作品を展示しました。

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以下が、私の水彩画です。昨年の個展以降描いた作品のうち、12枚ほど展示しました。新作絵本の原画7枚も公開しております。まだ物語はかたまっておりませんが、下描き混じりのラフ本は準備しました。興味のある方は声をかけてください。感想をいただけると助かります!

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アルファベットツリーの大きい作品(A1サイズ)もなんとか間にあわせました。

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会場では、アルファベットのポストカードと、自費出版したアルファベットパレード折り本を販売しております。表紙は手作りのため、なかなか製作がおいつきません。売り切れたらご容赦くださいませ。

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ひきつづき、会期中は在廊しております。井の頭公園のお花見がてら、吉祥寺にお立ち寄りくださるとうれしいです。

水彩画「Alphabet Tree」

動物アルファベットの野外コンサートです。

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「Alphabet Tree」 アルシュ、コピックマルチライナー/水彩絵具、360 x 510mm

動物アルファベットを26文字集めて、オーケストラを作ってみました。AccordionistのAlligatorでAの形、BassistのBearでBの形を表しております。動物の相対的な大きさは、できるだけ、本物に近く描いてみました。この紙の大きさだと、NのとかげやHのハムスターはほとんど見えませんね。次は、同じ構図でA1ぐらいの大きさで描いてみようと思っております。

ギターなどの撥弦楽器鍵盤楽器が多い、変則的な編成になりました。クラリネットがいないので、動物の謝肉祭は演奏が難しいかしら?演奏を聴いてみたいです。

封筒「ひなまつり」

3月3日は過ぎてしまいましたが。

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「ひなまつり」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

封筒に簡単な絵を描きました。コピックマルチライナーで輪郭を描いて、色鉛筆で着彩しました。ちょっと子供の胴体が長過ぎました。

子どもの頃、はじめて七段飾りのひな人形をみたときの衝撃は忘れません。ひと部屋を占領するほどの物量に圧倒されましたし、人形の顔や仕草もそれぞれ表情豊かで、着物や小さなお道具にも目を奪われました。うちには飾る場所もありませんが、いつかまた手に取ってじっくり見てみたいなと思います。

封筒「雪だるまくん、こんにちは」

作るの大変ですよね。

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「雪だるまくん、こんにちは」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆 88×178mm

封筒に簡単な絵を描きました。コピックマルチライナーで輪郭を描いて、色鉛筆で着彩しました。この前の絵に描いた雪だるまを、作っている途中です。よくみると、雪だるまの口が逆向きでした。雪遊びは楽しいけれど、そろそろ春がこないかな。

水彩画「はじめての雪だるま」

はじめて雪だるまを作った日のことを思い出しました。

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「はじめての雪だるま」アルシュ、コピックマルチライナー /水彩絵具、310 × 410mm

子どもの頃、雪が積もったのをはじめて見た日は、興奮して、さっそくひとりで雪だるまを作りました。この絵のように丸くは作れなかったけど、出来上がった雪だるまを誇らしい気持ちでながめました。こういう子供用のシャベルがあれば、もっとうまく出来るのかな。

この絵は、まだ、木とか窓とか陰とか加筆が必要ですね。修正したら、また載せます。

水彩画「初釜」

お茶のおけいこでいただくお菓子が楽しみでした。

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「初釜」アルシュ、色鉛筆/コピックマルチライナー/水彩絵具、310 × 410mm

新年の最初にお茶をいれる行事を、初釜というのだそうです。みんなで着物を着て、晴れがましい気持ちでお茶をいただいているところを描いてみました。おそらく、七五三のお祝いで買ってもらった着物でしょう。もう一度、着られてよかったね。窓の外は雪景色です。壁が汚くなっちゃいましたね。また修正します。

茶道は大人になってから少しだけ習ったことがあるのですが、先生から、お菓子をおいしそうに食べる、とほめていただきました。優しい先生です。

封筒「書き初め」

書道は苦手です。

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「書き初め」 MD封筒コットン、コピックマルチライナー/色鉛筆/筆ペン/消しゴムハンコ/水彩絵具 88×178mm

封筒に簡単な絵を描きました。コピックマルチライナーで輪郭を描いて、色鉛筆で着彩しました。「いぬ」の文字は筆ペンで、犬の足跡は消しゴムハンコに水彩絵具をつけて押しました。MD封筒コットンは柔らかくて描き心地もよく、水彩絵具も使えます。年始らしく、にぎやかな封筒になりました。でも、よく見たら、床と身体の角度が合っていませんでした。パースをとるべきでした。

以前は、謝礼をお渡しする時は、季節の絵が描かれた既成の封筒を使用していましたが、1年半ほど前から白い封筒に自分で絵を描くようになりました。出来はマチマチですが、勉強になっております。

書道だけでなく、字を書くのも苦手です。昨年、DMの宛名を書くため、「練習しないで、字がうまくなる!」(阿久津直記著)を読んでから、ゆっくりていねいに字を書くことは心がけております。最近、NHKまる得マガジン「劇的!美文字クリニック」を見て、力を入れすぎて、指をなめらかに動かせていないことに気がつきました。身体の使い方をまじめに考えていないのは問題ですよね。円や楕円を描く練習もしなくちゃ、、、。

自費出版「ALPHABET PARADE」折り本・クロス装 A5判

本文の印刷と折り加工を青葉印刷株式会社さんにお願いし、表紙は自作いたします。

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「ALPHABET PARADE」折り本・クロス装 A5判 表面30頁、裏面28頁

上の写真の手前が本文のみで、奥が表紙をつけたものです。

本文のみ:

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外観:

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表紙:

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昨年3月に手製本で作ったのですが、欲しいとおっしゃる方がいたので、思い切って自費出版することにしました。青葉印刷さんに相談したところ、本文200部の印刷・加工を引き受けてくださいました。自分だと印刷にも時間がかかり、蛇腹折りも難しかったので、プロにおまかせできて本当に助かりました。いろいろ工夫しながら何度も試作してくださって、ありがとうございます。表紙は自分でちまちま作って貼り合わせています。タイトルは消しゴムハンコで作りました。表紙のガラ布は、いくつかバリエーションがあります。

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お待たせしている方には、今月中頃ぐらいにはお手元にお届けできるかと思います。みなさま、本当にありがとうございます。

手製本バージョンと自費出版バージョンの主な違いは、以下の3点です。

  • 自費出版は、オフセット印刷で両面カラーです。それぞれのアルファベットの頁の裏に、動物と楽器に関する短い解説を載せました。裏面には世界地図を載せ、絵の背景になっている動物の生息地がわかるようにしました。下の写真にあるように、裏面は右から左にABC、表面は左から右にABCと並んでいます。表面と裏面の動物の絵は、別に描いたものなので、色や形が若干違います。

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  • 自費出版は、本の厚みが2.3cm程度になりました。手製本の時は、学校の大型プリンタで画材用紙ロールの片面に印刷して、10頁ごとに貼り合わせましたが、自費出版は、ヴァンヌーボV菊判121.5kgというやや厚い紙に両面印刷して、4頁ごとに貼り合わせました。以下の写真のBとCの間に、5mm程度の貼り合わせがあるのがわかりますでしょうか。紙の厚みに加えて、貼り合わせが3回から7回に増えたので、本全体が厚くなりました。ヴァンヌーボは空気を多く含んだふわっとした手触りの紙で、厚みの割には、手に取ると軽やかな印象です。

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  • 自費出版では、表紙の芯ボール紙の切断を、キハラ株式会社 Book Buddyさんにお願いしました。芯ボール2mm厚を216mm×154mm縦目にカットしていただきました。外見からすぐにはわかりませんが、自分で一枚ずつ切り出していたときに比べると、完成度が断然違います。

本文のパレードの絵は、以前、以下のカテゴリーに掲載しました。

ALPHABET_PARADE カテゴリーの記事一覧 - ふくろう絵本屋

参考までに、昨年3月に手製本した時の手順は、以下の記事にあります。表紙の作り方も以下に載せました。

装丁「ALPHABET PARADE」折り本・クロス装 A5判 - ふくろう絵本屋